改造工事
新造船をつくっても、いろんな状況の変化によって新造時のままでは使えなくなることもあります。 主機関の換装や艤装や上回りの変更のみでなく、船体も大幅に改造して性能アップして再出発することができます。
アルミ船の場合は船体を切断して延長したりの大規模改造がやりやすいので測度の改正などを利用して大規模改造をして長さを延ばして戦闘力のアップをはかることができます。
材料をつぶして「リサイクル」というのはエネルギー的にも無駄が多いのですが、改造して再利用する「リユース」は環境の点でもおおいに薦められることと思います。
改造にあたっては船の現状を十分に調査して、改造後の状態をきちんと把握して改造計画をたてて工事を行います。
もちろん図面や計算書を整えて検査を受けることで安心して新造船に近い気持ちで再出発できます。
改造工事(1) 14GT型小型底引き網漁船の例です
船尾を1m延長して船尾の浮力と作業スペースの拡大をはかります。
船側の各ラインのつながりや内部構造
艤装等を考慮して切断箇所を決めます
輪切りにした状態は断面図のとおりですね
工事完了です。1m長くなって戦闘力アップ!
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